発達障碍者の七転八倒記

漢方薬を試したり、施設行ってみたり、それでも無茶やってみたりする人間が時々書くブログ

発達障害者を他人目線で見詰める作業

おはようございます。

新人さんを迎え、現場先輩兼スーパーバイザー状態の相変わらずな私です。

 

この新人さんが、今迄の人達と比べて自分に馴染みが良いので気楽な日々を過ごしています。一年半も同じ場所で仕事すると周囲ともフォローしたりしてもらったりで、実に有り難い話です。

 

さて。この新人さん、特徴をちょっとばかし挙げていきます。

・メモ取りが雑。やらない場合あり。

・何回も喋らないと覚えてくれない

・手先が死ぬ程不器用で封筒の糊付けすら怪しい

・やりたい事に向かって邁進してる(声優業)

・指摘に対して焦って、話を遮ってしまう

 

どう見てもADHDです。本当にありがとうございました。

まぁ自分を見てるかのような場面多い事多い事。

 

と言う訳で私の彼に対する対処法載せます。

 

・メモを取れと言わず、何処をメモ取ってるか観察する。

・前に喋った事は「前に話したけど覚えてる?」と注意喚起して一度答えさせる。解らなければ説明し、記憶の確認行為であり責める意図がないことを承知させる。これを覚えるまで繰り返す。また、先のメモ取りの手落ちはこの時に指摘します。重要度を理解しやすくなります。

・手先? 落 ち 着 け 。

・やりたい事は話のネタにしてくるので話してる時はニコニコ聞く(暇な時は良い暇潰しになるし)

・遮ってしまうのはどうせ本人もやっちまったと思ってるだろうし無駄に気にしない。

・自分のミスは隠さず、指示した時の責任が自分にある事を明確化する。

 

今の所順調。

向こうも表情解れて来て、ちょっとしたミスで焦る事は無くなってきた。

とは言え此処から5月病ならぬ魔の三ヶ月目たる6月があるので油断は出来ないけれど。

発達障害は気ぃ抜くと変な所で足元掬われるからな…!三ヶ月目はマジで鬼門です。

対策考えておかないとならんね。

セカンドオピニオンの結論

セカンドオピニオンメンタルクリニック通いの冬が終わり、検査による結果が出た。

ADHDと広汎性発達障害

なんか病名がふえた←

アスペじゃないと云う自分の見立てが当たっていた事は嬉しかった。

 

知能検査は総合IQ116

行動IQ116、言語IQ113。

処理能力が高く、場面描写が苦手。

要は段取り(計画)が苦手で、咄嗟の対応が得意らしい。

いや知ってましたとも。はい。

 

検査が終わり私は診察を終了した。

先生曰く、知能は高いから得意分野のゴリ押しするしかないんじゃ無いかなとの事。

でーすよねー。

 

脱線するが、実は今、私はもう事務職の仕事にミスが無い。逆に指摘する立場になり、トラブル指摘が持ち込まれても逆に相手が悪いと言うほどミスが無い。健常人側にミス指摘する発達障害者ってなかなか浪漫ある。でもいつ逆転するか解らなくていつも冷や冷やしてる。

とは言え事務職飽きるからもっと創造的なことしたいなと思っていて、ARに携われたら良いなとか思い始めている。

 

閑話休題

結局私が病院通いで知った事は、発達障害は自分で意識するしかないんだと言うこと。

今まで、自分でネット漁ったら病院行け病院行けと煽られていたけど、今回のお医者様に会って、結局当事者の会とか当事者の書籍とかで擬似経験を重ねるしかないんだと解った。と云うかそう教えてくれた。ちゃんと探せば医者より役に立つ情報があると彼は教えてくれたのである。

勉強である。

これからも勉強である。

数万円以上のお金を掛けてやっとスタートライン。

 

そして、私は出来る。

きっと出来る。

本当に色々あったけれど、自分の人生に絶望せずにこれからを生きたい。

 

俺達の戦いはこれからだ!

風邪薬と言う不可解なもの

風邪と花粉症をいきなり併発し、発熱の中出勤中の私です。どうもおはようございます。
まぁ微熱なんで良いんですが、此れがもう少し高くても自分が居ないと店が開かない日は休めない。
ダメージコントロールは経営者の役目ですね。本当に。うちの経営陣はマジホント。

昨日の時点で銀翹散と駆風解毒湯は飲んでいたけど、今回どうも効きが悪い。元が悪過ぎてこれでもマシなのかもしれない。風邪は範囲が広過ぎてイマイチ判断に困る所があります。
お腹が緩くなってきたので、もう葛根湯の時期は超えてしまったと判断。柴胡桂枝湯(一気に入力したら『在庫兄死闘』と出てきたアンドロ先生流石ッス)は家にいっぱいあるのに手持ちに無い。欲しいけど買いたくないジレンマ。助けてえーりん

パブロン飲みなさいと相変わらず言ってくるおかん。売場業務なら飲んでたけどね。今私事務なんで。あーでも咳出てきた。後で咳止めは飲んどこう。(事務兼コールセンター業務)


どうでも良い話ですが、事務業慣れたせいか、流石の私でも落とし込めるようになったようで、断薬でも何とかなるようになりました。
新しい事始まる時がやっぱり注意だろうな。と。
と言うわけで、現在はドーピング無しで継続中です。

本を読むと毎日が違う気がしますが
本だけでは毎日が変わらないなと言う思いもありき。自分への観察はまだまだ続く。

平熱剤としての釣藤散

久し振りの記録。
最近はお薬で冒険する事も無くなったので久しく書いていなかったが、面白いと感じたので記録。

身体が寒く頭だけ異様に火照る。所謂冷えのぼせ。
こんなものを発症し顔に汗をかきながら外套羽織って仕事してる奇妙奇天烈な私が、食間に釣藤散を服用。
熱と血が下がる感覚があり、身体に熱が戻ると同時に、睡眠不足を熱で補っていた頭に猛烈な眠気が訪れた。
元々、頭の呆けと騒ぎを嫌って服用を始めた薬だが、効くときと効かないときの差異に新説が湧く。

私の頭は低血糖でも高血糖でも上手く回らない。低血糖は養分が足りず、睡眠不足の如く煩燥し、高血糖はその弊害(省略。糖質制限論者が色々書いてます。)で、暴れないもののイマイチスッキリせず、かつ不快感が身体を支配して、過剰な気を流そうとする。
釣藤散は身体全体の血流を流すため、高血糖時(実証・於血)に泥濘む頭を覚まし、逆に抑肝散は低血糖時(虚症・血虚)で眠くなる頭を補強する性質が出る。

これなら今迄の服用後症例にも外れないし、歴史的観察にもあまり外れない気がする。

釣藤散
・煩燥時に服すと更に煩燥する。
→唯でさえ血流が足りず心身が現実逃避を始めてる所に追い討ちを掛けている。
・モヤモヤしている時に服すと頭はクリアになる反面意識が落ちやすい
→血糖が下がり不快感が消える反面気を抜くと血圧が不足する。
・本能が弱まる反面理性は更に弱まる
→脳活動のレベルそのものが下がっている

抑肝散
・眠くなりにくくなる反面頭は何処か重たい
→上記釣藤散の逆パターン
・本能が強くなる反面何とか理性で抑えてる
→肝鬱相殺で心身が暴れるが、脳活動のレベルも上がっている。(暴れるのは恐らく性格の問題)

まぁ思い付きの仮説ではあるのだが。
もしこれが真であるならば、徹底した自己管理によって薬抜きで現状の改善が見込まれる訳だ。
まぁその自己管理が出来ない症状なんで死ねこのやろうって感じなんですけど。

ちなみに新しい医者の所で現在自分の仔細を調べてもらっています。やっと自分の人生と知能検査を併せてくれる場所に辿り着きました。
幾つかの場所でADHDだから気持ち良くハイになるお薬しましょうねーと言われ続け拒否して来た私だが、やっと違う可能性にメスを入れられる。調べるだけで全部で最低三万円掛かりますが、特にもう高いとは思いません。東京こんなもんだわ。

私の病に対する一番の薬は希望だ。
だから諦めたら死ぬ時だと思う。
一度其れで神を覚えて死のうと思ったのだ。多少の費用が掛かろうが、二度と同じ轡は踏むまいな。

超煩操

観察は大事。
そして落ち着いて過去の症例紐解くの大事。

最近身体が重く、肩より上が強張り、記憶が若干頼りない事がある。
昨昨日は一時発情とも言える状態になり二時間で四回程一人で慰めたりもした。だがそれ以外では大方鈍重な感覚が支配的。
その癖今日は頭が騒いでいた。釣藤散があるから服用したものの、一時は落ち着いたように見えてその後更に酷くなる。と言うか飲んだ瞬間は逆に騒いだ。

ここのところ落ち着いていたからすっかり忘れていたが私は釣藤散で逆に騒ぐ体質だった。何故だなぜだと考えて考えが振れてうわ言が増え、四肢の煩操に耐えられず頭を振り、頭の痒みが出て非常に困った。最早キチガイの狂い方である。
今は仕事が終わり酒を飲んで落ち着けているが其れでもかなり圧力高いこの文章を書いていることを自覚している。
何卒御覧になられた方には御容赦を頂きたい。

抑肝散と釣藤散で煩操と茫洋のバランスを取っていた事を忘れているなんてなんたる愚昧か。
今日明日はもう仕事がないからこのままでも良いが、明後日からは確実に抑肝散と釣藤散を併せて持っていかねば。
喉元過ぎればなんとやら。今日も繰り返した教えがまた一つ……。

初めて来た医者からの択

正直、暫く書く事はないだろうなぁと思っていたんだ。

が、書く事が何故か出来てしまった。面白いことだ。

 

投薬内容:

ツムラ抑肝散:一日分

八味地黄丸丸剤:1/3日分

ツムラ酸棗仁湯:一日分 ←New!

 

私には柴胡は効かないよ。と言った時にやっと出てきた択。

いつものメンタルクリニックで、初診を受けてくれた先生に再度申し込み、抑肝散のサブ剤としてなんか欲しいと言ったら提案がありました。

それだよ。私が欲しかったのはその『じゃあ別の物を試してみないか?』と言う提案なんですよ。先生。二ヶ月通ってやっと出てきた言葉ですね…!

 

酸棗仁湯。主に不眠や動悸に使われるお薬。

記憶が正しければ鎮静効果をメインとし、琉肝にして炎上した心肝を鎮める働きがある。気虚にして肝炎上するなど、疲れているからこそ逆に眠れない。と言った時に効果大。また同時に駆瘀血を示すので、運動不足でストレスの溜まりやすい専業主婦やOLも使っていける。

尚、鎮静効果が動物実験で実証されているものとしては珍しく、身体を害する副作用を持たない。人間相手にはマイルドな効果とされるので、西洋薬を利用した人だと多分ほぼ効かないが、試してみる価値はある。

 

モルダーが飲むと昼間寝こけるとか医者が言ってた。

交感神経張って無理やり起きてる人はコロンと行っちゃうんだろうな。

私もちょっと危なかったよ←

なので医者からは、朝飲まずに夜二包飲むとか上手い事工夫しといて。って言われた。最初からそれくらい頼もしい医者でいてくれたらもっと信頼できたのにさ。

 

抑肝散との合わせなので時間をずらし、抑肝散を水、酸棗仁湯を湯で服す。

のだが、酸棗仁湯飲むと30分後~1時間後くらいまでのこっくりさんしてる今日この頃。本当薬物に敏感ね私。一服盛られたら犯されるんじゃねーの?

 

暫くしたら身体もなれるだろうけど

八味地黄丸と最終的にどちらが快調かを考えるいい機会になる。

 

余談だけど六味丸買いました。

いつまでもトリカブト使うの嫌だし。

後は甘菊花を買って、うちにある狗杞子と混ぜてミキサーするか

或いはその辺の虫捕まえて干物にするか。(ゴキブリとかいいらしいですね。まぁ日本のじゃないけど)

海に行ってその辺の奴ら捕まえてくるのもアリかな?

夢が広がりますね(待)。

安定状態

最近は記録を付けていないが
今の自分に向けた処方が解ってきた気がする。

先ず、原則として地黄丸系必須。ドーピングではなくこっちが本格的に治療薬だった。
腎の気である意欲を補佐し、身体の循環を良くする必要があるため。リンパや血液の循環が鈍いと何も出来ないのは前からで、特に睡眠不足時顕著なので、この夏場に地黄丸剤切らすと釣藤散にしろ抑肝散にしろ副作用の方が強くなる。

釣藤散は通常時のドーピングで、不注意を抑制してくれる。反面多動が増え、効率自体は良くない。集中に入れば別だが、フラッシュバックや眠気なども通常時より強く出るので、傍から見てると幼児に逆戻りしてる感がある。噛みなどのストレス症状も増える。

抑肝散は逆で、眠気やフラッシュバックをよく防いでくれるが、頭がスッキリする感じは薄い。睡眠不足などの、頭が茫洋とし易い時にそれを止めてくれる働きがあるので、コンディションが悪い時の第一選択。但し起きているはずなのにミスる。また、人の話を軽く見るようになり、欲を抑える気がほぼなくなる。

今日はちなみに抑肝散である。
今の処ミス無し。今日は業務量も少ないので助かった。陽転症状も消えてすっかり快適なものである。