発達障碍者の七転八倒記

漢方薬を試したり、施設行ってみたり、それでも無茶やってみたりする人間が時々書くブログ

投薬経験:柴胡桂枝湯

久し振りに身体の観察をしました。

前年も梅雨時になると寒気がしたりしたのですが、今年は体幹の冷感と、四肢の熱感と言う珍しいパターンがあったので、水毒症の猪苓湯とは別の選択をしてみました。

表題の通り、柴胡桂枝湯です。本当は小柴胡湯を試したかったのですが、液剤が無かったので柴胡桂枝湯で。

結論を言うと効果あり。

小柴胡湯の偏熱解消効果と、桂枝湯の体温上昇効果が相乗したのか悪寒は解消。

但し、逆に内熱が過ぎて辛いものが欲しくなる羽目に。皇帝ハバネロだのファミチキレッドチリだの食べて汗を流し、内熱を発散。皇帝ハバネロを我武者羅に食べても全く辛く感じなくて凄い焦った。勿論翌日は下痢である。

 

ついでに気付いた事なのだけど、この薬、釣藤散合抑肝散や冠心Ⅱ号加減方で余った陽気をリセットする効果があるっぽい。飲んだ途端に睡眠時間が増え、眠れなくても動いてるあの感じが完全に停止。

試しに寝る前に飲んでみたら、いつもと同じ五時間睡眠ではとても足りなくなり、寝起き最悪に。覚醒してしまえば調子は比較的良かったりするが、覚醒レベルの上下動が激しくて調子が狂う。休みの前に飲んで、アイマスクとかしておくと良さそうだ。

 

漢方のバフに何かと頼りがちな私なので、ディスペル出来る事は単純に嬉しい。

実生活ではバフも状況次第でデバフになりかねないからだ。

 

藪医者を表す言葉に二つあり。

一、葛根湯医者。

一、柴胡桂枝湯医者。

今までノロウイルス対策程度に思っていたけれど、やはり柴胡と桂枝は舐めてかかったらあかんですね。