発達障碍者の七転八倒記

漢方薬を試したり、施設行ってみたり、それでも無茶やってみたりする人間が時々書くブログ

感情吐露の生存報告

一年ぶりに開けてみたら、まぁちょっと前の私は結構色々考えてたな。と。

お久しぶりの方がもし見ていたら、お久しぶりです。

 

この一年、職業が二つほど変わってみたり、ついに就労移行支援なるものを見付けて、障碍者福祉サービス受給者証を得てみたり。

そしてその関係で、障碍者手帳をついに申請する事になりました。当然ADHDです。

いよいよ社会的にも障碍者と言う括りになります。手帳の取得はクローズのままに出来るけれど、就労移行支援の通所は言うなれば就職までのブランク。この期間の穴は間違いなく一般枠で就業しようとすれば面接で刺される所です。

先ず間違いなく一度は障碍者枠での就業でなければならないでしょう。それもできることなら後に転職する事があるとしても障碍者枠だと悟られない…つまり特例子会社以外の場所に絞る必要があります。私が通っている施設は自ら障碍者枠の就業を斡旋出来る、所謂就業開拓も兼ねている場所ですが…果たして彼らはそんな案件を作ってくれるのでしょうか。今は神に祈るよりありません。

転職回数も多く、いつかの時代はそれなりに成果も出していた自分ですが、一応今の場所でも積極的に参加はしています。とある白紙開始の新規企画にも取りまとめ役として参加しており、今の所はスタッフさんにヨイショしてもらいながらあれこれ考えて務めています。

仕事ぶりについては割と褒めて貰えているのだけど、何しろ施設なので何処まで本音で褒めて貰えてるのかは解らない所で。どちらにしても、変に鼻を伸ばさず、余り人を傷つける事をせず、取り纏めなら取り纏めらしく、進行と進捗、事務に折衝と、自分がやるべきことをやってメンバーに活き活きと活動してもらいたいと願うばかりです。

今自分が通所している所は発達障碍者が集まる施設です。

発達障碍者と一言で言っても、知っている方は知っている通り、物覚えが悪い、落ち着きが無い、集中できない、ルーチンワークが苦手、逆にルーチンワークしかできない、話すのが苦手、どうしてもしゃべっちゃうなど、本当にその特性は多岐に渡ります。

当然、そんな人たちが企画するぞー!って集まれば、一見の不都合は噴出します。

私もまた未熟な人間で、最初の一日目と二日目は彼らの状態を見て、これで白紙から企画を上げて二ヶ月で形にすると言う事に対して心配でなりませんでした。自分も同じ穴の患者なのにね!

で、そんな時にたまたま車内広告で見たこの方の書籍。

yuiga-k.hatenablog.com

 

私は障碍者だけど自分自身の才能を諦めたくない。

そんな視点でよくよく見れば、ウチのチームには天才もいるし凡才もいる。

秀才はぶっちゃけ自分がやる気でいるし、実は補佐になれそうな人もいる。

この方の書物を二日掛けて読んで、それに気付いて、『殺さない』事を目標にして日々を過ごして(出来てないかもしれないけどorz)、何とかみんなで『やるべき事』を見出して動ける程度にはなった。

あと一ヶ月半。正直、盆栽を育てるような作業になるけれど、『天才』には、限られた中でも枝を育て形を作ると言う事を諦めないで欲しいと思っている。

例え庭園が造れなくとも、盆栽にだって美しさと言うものはあるのだから。

目下、それをどうやって伝えたら良いのか。と言う事が、私の課題。いや、もしかしたら、私が気付いてないだけで、本人はその気満々でいるのかもしれないけれど。そうだったらいいなぁ。

 

 

悩みの度に、読む本が増える。

気が付くとhontoに登録した書籍の数も結構な数になりました。(※自分基準)

ビジネス書に活路を求めたり、漫画に精神の支えを求めたり、仏教の説法に耐える事を求めたり、孫子を買うのは当たり前として、『幸福になる勇気』を『精神分析入門』に対抗するためのミームとして接種してみたり。

私、本来スピ系なんです。こう言う現世的なスタイルの人じゃないんです。困ったらタロット引いて、泣きたくなったら神社で嘆いておみくじ貰うスタイルの人なんです。

ただ、やっぱり根本を解決出来る道筋が見えないと不安が無くならないのでどうしてもやらざるを得ない。(故に『障碍』は常に私を不安にさせますけれど。解決出来ないので。)

そんな時にパッタリとジャストミート(死語)な書籍に出会えるのは嬉しい事です。神様のお導きくらいに想えます。やっぱり暫くは本を読む事をやめられる気がしません。